「35歳までに必ずやるべきこと―運をつかむ人になれ」(はてな年間100冊読書クラブ 51/100)

35歳までに必ずやるべきこと

35歳までに必ずやるべきこと

  • 技能よりも精神面について取り上げた「ビジネス書」

いわゆるビジネス系の自己啓発の著書ですが、
この本は仕事のテクニックなどの技能という面よりは、
むしろ精神面について取り上げているな、という感じですね。
標題の「35歳まで」という理由については、
一般的に35歳以降は、柔軟性が乏しくなって、変化に抵抗するように
なっていく傾向が多く、一つの節目として考えられるからだそうです。
なるほど、仕事やプライベートや趣味、どこに幸福を求めるのは
個人の自由ですが、確かに「一生の大半の時間を職業に費やしている」
ことは事実ですから、ビジネスの分野で成功していくことが
幸福に繋がるのは事実って感じですよね。
少なくとも一日8時間は働き、そして通勤時間も合わせれば
確実に毎日の半分は会社のために費やしている、
ことになりますからね。

  • 自分を磨いて、幸運を掴むように

標題の「運をつかむ人になれ」というタイトルですが、
怪しげな宗教とかそういう関係ではなく(笑)
人格を磨くことによって(&仕事に関する知識や技能を身につけ)
「幸運がやって来た時に、しっかりと掴める」ようになりなさい、
という感じですね。なるほど正論ではありますけど、
それだけに耳に痛いという感じもしてしまいました‥(^^;)
この本の著者は、重茂達(おもい・とおる→思い通る)さんですけど、
本の内容にまさに相応しい名前だなぁ、と思いました(笑)

  • とはいっても、なかなか難しいんですよね‥(^^;)

仕事面の知識や技能は、業務を通じて&色々な講習を受講したりして
仕事を続けていけば、ある意味必然的に磨かれていくものだと思います。
しかし、人格に関しては、これといった特効薬は無いでしょうし、
私も本を読んだりして、教養を身につけようとしたりはしていますけど、
なかなか難しいなぁ、というのは実感しています。
人格を磨くために。この本の中では「マイナスの言葉を口にせず、
プラス思考を習慣にする」や「笑顔を絶やさず、相手の悪口は言わない」
などが取り上げられていますね。
「会社は金を貰える道場だ」という記載もありますけど、
そういえば私も入社後暫くは、そういう気持ちを持って
仕事をしていた記憶がありますけど、
最近はそういう気持ちも無くなってしまいました‥(^^;)