覚王山日泰寺の縁日に行って来ました。

「旅行」とタイトルを付けるほどではないのですが、
昨日は覚王山にある日泰寺に行って来ました。
もともと今日は特に予定が無い日だった事もあり、
毎月21日の縁日が今月は休日と重なったため、
ちょっと覗いてみようかな、という感じでしたね。
しかし、実際に行ってみると、予想以上の凄い人出でした。
おばあちゃんの原宿巣鴨のとげ抜き地蔵の
名古屋バージョンって感じですね。
地下鉄覚王山駅で地下鉄から下りた瞬間から、
お年寄りの波に揉まれる格好となりました。
お年寄りって歩くのが遅いため、なかなか進まないところに、
ちょっとイライラしてしまったりもしました‥(^^;)

  • 露天を見て歩くのも楽しく‥

また、日泰寺の参道には露店が沢山出ており、
露天を見て歩くのはなかなか楽しいですね。
しかし、その露店には、あられや魚の干物を売る店などが目立ち、
「年配の方向けだな〜」と実感しました。
なんだか青空市場のような雰囲気が感じられますね。
私が小さい頃、自宅の近くでこのような朝市が開かれていて、
親に時々連れていって貰った記憶がありますけど、
そのことを思い出してしまいました。
店主の威勢の良い呼び込み声など、活気もありますよね。
また、参道だけではなく、日泰寺の境内の中にも
沢山の露店の出店がありました。
買い物をして、両手に袋をぶら下げている人も多く見かけましたね。
最近は八百屋や魚屋で買い物をすることは少なく、
スーパーでパック入りの野菜や魚を買うことが多いので、
ザルや籠に盛られた野菜や魚といった風景は、
本当に懐かしく感じてしまいました‥(^^;)

また今日3月21日は、弘法大師空海の入定日(=命日)でも
あるそうですね。日泰寺の近くには、「覚王山八十八箇所」という
日本で最小の「八十八箇所霊場」があるそうです。
まぁ霊場とはいっても、本格的なお寺ではなく
お堂のようなものなのですが、そのお堂も今日は多くが
開陳されており、管理をしている方がお菓子を配ったり
していました。(おかしといっても「うまい棒」程度ですけど‥笑)
地元で親しまれている民間信仰なのか、あるいはお菓子目当てなのか(笑)
どちらかはわかりませんけど、結構人の数も多かったですね。
もっともただお接待を頂くのではなく、
各お堂の前に置かれている、賽銭箱代わりのプラスチックの
バスケットに、1円ずつ入れている人も見かけました。
こういう地元に根付いた民間伝承を見るのも、
民俗学的な見地において、なかなか興味深かったりしますね。
近所づきあいの少ない都会では、すっかり廃れた風習でしょうから。
こんな感じで、懐かしかったり面白かったりして、
有意義な縁日の一日となりました。
縁日ってさしずめお祭りみたいなものですよね。