「NHK―問われる公共放送」(はてな年間100冊読書クラブ 79/50)
- 作者: 松田浩
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/05/20
- メディア: 新書
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- ハイビジョンに積極投資して‥
最近は不祥事及び受信料不払いに揺れ動いている
NHKについて書かれた本ですね。
主に、同じ公営放送の英国BBCとの比較を通じて、
日本のNHKが「皆様のNHK」では
無くなってしまった原因を探っています。
一つの理由として、「NHKは国策でもある
ハイビジョン関係への投資を国と一緒になって進めており、
(国の)予算の確保のために、国と仲良くしておく必要がある」
という事情があるそうですが、これでは公共放送どころか、
国の手先になりかねないですね‥
NHKは国営放送ではないですから、
不偏不党がモットーの筈なのに‥
- 強制切り替えは疑問です‥
しかし、現行のテレビを全て買い換えさせて
ハイビジョンを強制導入するという、
現行の仕組みはいかがなものかと。
英国のBBCは、そのような負荷を国民にかけさせないため、
多少画質は劣るものの、受信機購入の負担が軽い
日本とは別の方式のハイビジョンを導入したそうですね。
このBBCの姿勢こそ、国民・視聴者本位の運営だと思います。
NHKはキャッチフレーズとは逆に
実態は「皆様のNHK」では無かった、ということですね。
まぁ、今までの不祥事を見れば、それは一目瞭然ですが‥(^^;)