昨日の大河ドラマ「義経」 第47回 「安宅の関」

  • 白紙の巻物をもっともらしく読み上げて

今週は先週の「しずやしず」に続いて、名場面「勧進帳」ですね。
先を急ぎたい義経一行は、安宅の関を足早に通り抜けようとしますが、
そんな様子を不審に思った関守の富樫(石橋蓮司)から、
「山伏なら勧進帳を見せよ」と迫られてしまいます。
ここは昔は荒法師だった・弁慶(松平健)が、
白紙の巻物を読み上げることで(=勧進帳自体は見せずに
‥って白紙なので見せられませんが(^^;))切り抜けようとしますね。
もっともらしく&迫力のある声で勧進帳(白紙の巻物)を読む弁慶、
この演技はさすがは時代劇俳優のベテラン・松平健さんだな
という感じでしたね。迫力が無いと務まらないって感じです。

  • 弁慶が義経を打ち据えて

一旦はこれで無罪放免かと思われましたが、
今度は義経滝沢秀明)の所持品(静の形見の品)が
分不相応だとして、富樫の咎めを受けてしまいます。
そして弁慶が義経を打ち据える場面へと続きます。
しかし義経を打ち据える場面を見ている他のメンバーの
動揺している表情が顔に出まくっていますけど、
折角弁慶が迫真の演技をしているというのに、
あんな表情をしていてバレてしまうのでは‥?(^^;)
(まぁ富樫は既に義経一行と見破っていますが、
判官びいき」で見逃して関を通すところが、
この「勧進帳」の見所ではあるのですが‥)

  • 意外と年配だった?富樫

しかし、富樫は意外と年配の俳優さんを配してきましたね。
なんだか、小さい頃読んだ歴史マンガの影響か(^^;)
富樫って若いイメージがあったので、少し意外でした。
弁慶に打ち据えられた義経を見て、涙を流しながら
最後はねぎらいの言葉をかけて義経一行を送り出す富樫、
という場面を考えれば、滝沢義経に対して息子を見守るような
感覚を持てる年配、という設定にしたのかな?と。
あと、安宅の関の直前に、久しぶりに木曽義仲
妻だった巴御前小池栄子)が登場しますね。
かつては敵だった巴に励まされたりする義経
今までの自分の行動は間違ってはいなかったと
改めて実感出来た筈なのですが‥
しかし残念ながら天は義経には味方してくれませんでした。
次回は一気に義経一行は平泉に到着したようですが、
安堵したのもつかの間、頼みの藤原秀衡が亡くなってしまい、
奥州藤原氏内部に乱れが‥という感じですね。
まぁもう来週は12月ですから、
展開を急がないと、という感じでしょうか(^^;)