正式名なき「福岡沖地震」 気象庁、名前付けそびれ

http://www.asahi.com/national/update/1025/TKY200510250306.html
お役所というものはなんとも杓子定規というか、
融通が利かないなって感じがしますね。
一定の規模を上回った災害については、
気象庁は「命名して後世の教訓として語り継ぐ」としていますが、
今回の「福岡沖地震」については、最終的に判明した被害は
この命名基準を大きく上回っているのに、
気象庁側は「発生2日後の時点で全壊被害は30棟だった。
基準に達していないと判断した」とのことで、
名前をつけないそうです。
発生2日後は、被害の大きかった玄海島の情報が
入っていなかったことが原因のようですが、
最終的に判明した被害が大きいのであれば、
「後世の教訓として語り継ぐ」必要はあるでしょうから、
命名すべきだと思いますし、名づけることくらい簡単だと思います。
気象庁側は、以下のように説明していますが、
>名前をつけない理由について気象庁の桜井邦雄・地震火山部長は
>「名前は災害が起きてすみやかに使うことに意味がある。
>2日後の段階で判断した」としている。
「後世に語り継ぐ」のが目的であれば、
「速やかに使うことに意味がある」
という説明は全く的外れですよね。
「一旦「名づけない」と決めた事を、撤回したくない」
という理由の方が大きいような気がします‥