秋華賞(G1)感想

下馬評通り、勝った○エアメサイアと◎ラインクラフトとの
一騎打ちのレースになりましたね。
3着のニシノナースコールは、大きく3馬身離されていました。
前哨戦のローズSと同じく、この2頭のレースになりましたが、
直線に急坂がある阪神コースから、平坦な京都コースに変わり、
今回は◎ラインクラフトの逆転があるカナ、と予想していました。
しかし、ローズSと同じような展開で、
エアメサイアが最後ラインクラフトを差し切りましたね。
先行有利の直線平坦コースですが、
逆に差し馬にも有利になったという感じですね。
直線半ばほどまで、エアメサイアはもう届かなさそうな
感じがしていましたけど。

  • 母の無念を娘が晴らす

エアメサイアの母・エアデジャヴーは、
春は桜花賞3着→オークス2着、そして秋の前哨戦クイーンSを勝ち、
秋華賞では1番人気に指示されたものの3着に終わっています。
エアメサイア桜花賞3着→オークス2着、前哨戦のローズSを勝ち、
と戦歴が母とよく似ているので、
「母と同じく、本番を勝つのはどうかな」という感じが
していましたけど、逆に母娘の悲願が働いたのか、
最後の一冠を見事にもぎ取りましたね。

  • 武豊騎手の神経戦は見事に成功

エアメサイアに騎乗していたのは武豊騎手ですが、
レースの前に「実績は相手の方が上手だけど、騎手は僕の方が‥」
といった発言をして、ライバル・ラインクラフト
福永祐一騎手にプレッシャーを与えていましたね‥(^^;)
まぁそれだけ武豊騎手がラインクラフトを警戒していた、
ということなのでしょうけど。
事前の心理戦でも優位に立てていたって感じですね。
実際のレースが本当に紙一重の差でしたから、
まさに「勝つためには何でもあり」って感じがしてしまいますね。
特に、今年はここまで武豊騎手がG1レースを3勝、
対する福永騎手は4勝、と福永騎手の方が
実績はここまでは上回っていましたから。