大河ドラマ「義経」第19話「兄へ物申す」

源頼朝中井貴一)は後白河法皇平幹二朗)に親書を送り、
平家との和解の道を探ります
(というか、頼朝自身は和解する意思は無いけれど、
和解の道を探るフリをした、という感じですな(^^;)
これに対して、したたかな後白河法皇は、平家や各地の源氏(義仲など)
相互の力関係を見極めつつ、日和見を決め込む模様ですね。
(しかしオープニングの「メール発信中」は無いだろうって感じですが‥(^^;)
平家が藤原秀衡を懐柔するために「陸奥守」に任命し、
源義経滝沢秀明)の家臣の佐藤兄弟(元々秀衡が平泉滞在時に
義経の監視役として指名、という経緯あり)にスパイの噂が囁かれます。
そんな中で熱心に佐藤兄弟の様子を弁護する義経の姿に、
頼朝も、政子(財前直見)が言っていた「何事も一生懸命な義経の様子が、
人をひきつける魅力」に気がついたようですね。
もっとも政子同様、その魅力を危険視している感がありますが‥(^^;)
この二人(頼朝と政子)も、法皇に負けず劣らずしたたかですわな‥

  • 行家を軽くあしらう頼朝

そんな中で平家と源氏は美濃の国・墨俣で激突、
ここは平家が源行家大杉漣)率いる源氏を撃破して、
「水鳥の羽音で逃げ帰った」富士川の雪辱を果たしたという感じです。
敗れた行家は鎌倉の頼朝を頼りますが、
相変わらず以仁王の令旨を持ち出して
威張る行家は「領地が欲しいなら自分で手に入れろ」という
頼朝のつれない態度にキレ加減でしたね‥(^^;)
ここの行家と頼朝との対陣の模様は面白かったです。
特に頼朝の小憎らしい態度が‥(笑)
この後行家は義経を引き込もうとしますが、義経は断りましたね。
次回はいよいよ信濃で旗揚げした木曽義仲が登場ですね。
平家側の城氏を倒して意気上がる義仲に対して、
義仲を警戒する頼朝が出陣し、一触即発の場面になる訳ですが、
基本的に一族団結していた平家に対して、
源氏は同族間の内部抗争が激しいですなぁ‥
(まぁ頼朝の兄が義仲の父を殺している、という経緯があるとはいえ)