ライブドアVSフジテレビ

ライブドアフジサンケイグループを巡る抗争に、
ライブドアのライバル企業・ソフトバンク系列の投資会社が
参入し始めてから、ライブドア側は戦術の変換を図っているようですね。
最近は堀江貴文社長が自らマスコミの質問に対して答える事は
少なくなり、代わって「広報担当」の乙部綾子さんが、
ライブドアの「窓口」的役割を果たしているようです。

  • 女性の「広報担当」を窓口にして、鋭い質問をかわす戦略でしょうか?

乙部さんは「広報担当」ですから、記者とのインタビュー等の受け答えも
ソツなくこなせるでしょうし、また若くて美人系の女性なので、
記者受けも良いだろうし、マスコミそして画面の向こう側の
視聴者に対するイメージアップを狙っている感がありますな。
また、例えば今後のライブドア側の戦略についての質問が出た時に、
堀江社長が自らインタビューに応じていれば、
何らかの発言をしなければならなくなりますが、
(社長たるもの、嘘八百は言えないでしょうし)
経営トップでは無い乙部さんなら「詳しい事は知らない」
といった感じで逃げる事が出来ます。
堀江さんの口にした作戦に対して、フジテレビやソフトバンク側が
その作戦の実施前に対策を練るのを防ぐ、
「戦略」でもあるのでしょうね。
ニッポン放送株買占め時と同じく、行動は隠密裏にって感じカナ。
ここまで来ると、双方の知恵比べ、という観を呈してきました。

フジテレビが手を結んだ、ソフトバンク・インベストメント
北尾吉孝CEOは、TVで見ていると「いかにもやり手」といった感じで、
事実、投資方面に関しては「日本一」と自ら豪語しています。
その傲慢な喋り口調とか見ていると、
大衆受けはしないと思いますから(笑)
ライブドア側は北尾氏と同じ系統の(笑)堀江社長を表から引っ込めて、
当たりの柔らかい女性を前面に出し、同情を引く作戦なのかもしれません。
(まぁ乙部さんはホリエモンの「秘書」的な役割とのこと、
実際は今後の戦略についても知らされているのでしょうが)
そういえばライブドアによるニッポン放送の株式買占め時には、
毎日のようにTVに登場していたフジテレビの日枝久会長、
最近はすっかり見かけなくなりましたね。