「きみに読む物語」(ネタバレ有り)

今日見た映画は「きみに読む物語」です。
「感動した」って噂が耳に入っていたので、
楽しみにしていましたけど、いや〜良い映画でした。
終盤は涙ボロボロ状態になってしまいました(^^;;;
劇場内のあちこちですすり泣きが聞こえていましたから、
まぁ良しとして下さい(苦笑)
以下はネタバレ記事ありますので、
まだ見ていなくてこれから見に行こうと思っている方は
読み飛ばしたほうが宜しいかと思います。
一番最後のお勧め文はネタバレありませんが。

  • ストーリーはありふれていますけど‥(ネタバレ)

ストーリーはよくあるパターンって感じですね。
大富豪の娘・アリーが、夏に来た避暑地で、
地元のブルーカラー青年・ノアと恋に落ちますが、
身分の違いから二人の仲は引き裂かれて‥という展開です。
ノアの素朴的な行動が新鮮に映ったアリーが
ノアにひかれていく、というところは、
なんだか「タイタニック」のジャックを
思い起こさせるような感じでした。
ノアが積極的にアリーに好意を示していく場面は、
う〜む、やっぱ片想いの子を振り向かせるには、
あれくらい積極的にならないとな、という感じで
ちょっと極端すぎる行動とはいえ、勉強になったかも(苦笑)
マンガの「いちご100%」で、主人公の真中淳平
学園のアイドル・西野つかさに懸垂しながら告白した、
というシーンを思い出したりもしたり(^^;)

  • そして再会へ(ネタバレ)

別れた後、ノアはアリーに1年間毎日手紙を書きますが、
アリーの母親に握りつぶされてしまいアリーには届きません。
返事が来ないためノアは遂に1年後、アリーのことを一度諦めます。
ノア・アリーともそれぞれ別の異性と良い仲になったりしますが、
ひょんなきっかけでアリーを見かけたノアが、
アリーに自分のことを知って貰おうとして
昔遊んだ思い出の屋敷を改築し、その屋敷が新聞で取り上げられ、
アリーはノアのことを知ることになります。
そしてアリーがノアを訪ねて、昔の恋心が盛り上がってしまい‥
アリーはノアとロン(新恋人)の間で揺れ動くことになります。
まぁ最後はノアを選ぶんですけどね(^^;)

  • この映画の秀逸なところは(ネタバレ)

ここまでなら、まぁ普通のラブストーリーって感じなのですが、
「実は上記のストーリーは、老夫婦の若き頃の話であり、
夫(=ノア)が、痴呆症の妻(=アリー)の記憶を取り戻そうとして
妻に昔の話を語りかけている」という設定にしてあるところが
秀逸な設定って感じですね。
妻が痴呆症になっても、それでも一図に愛し続け、
奇跡が起こるのを信じて話を聞かせ続ける‥
この夫の姿勢が非常に胸打たれます。
私も、年を取ったらこんな老人風になりたいな〜
なんて思ったりしてしまいました‥(^^;)
ノアは最後までカッコよかったですなぁ。
「私はごく普通の人生を送っていたけれど、
一人の女性を愛し続けたことは誰にも負けない」
というのも良かったなぁ。
ラブストーリーなので観客はカップル・そして若い女の子が
多かったですけど、熟年夫婦の姿もちらほら見かけたのは、
なるほどこういう内容ならむべなるかなって感じでした。
あと、映画の最後(クレジット後)に、
映像のフラッシュバックがあるのも良かったですね。
あの感動をもう一度、って感じで。
こういうのは今までの映画にはなかったですね。

  • 今後見に行かれる方へ‥(ネタバレ無し)

でも不覚だったのは、この映画を一人で見に行ってしまったことかな。
今後行かれる方がもしいたら、是非恋人同士で・夫婦で
行かれることをお薦めします(^^;)
キャッチフレーズどおり「大切な人と見る」映画だと思います、
純愛ラブストーリーが好きなら、是非見に行って下さいね。