日本シリーズ第2戦 中日11-6西武(はてなプロ野球’04)

西武 200 030 100 6
中日 003 000 53X 11

昨日の第1戦は西武ライオンズ投手陣にわずか2安打に抑えられていた
中日ドラゴンズ打線、今日はエース・松坂大輔投手の登板、ということで、
厳しい試合が想像されましたが、なんとその松坂投手をKOして
快勝し、対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込みました。
しかし2安打から一転2桁得点を挙げるとは‥
打線はほんまに波があるというか。

  • ただ前半は、山本昌投手がピリッとせず、苦しい展開に

中日先発の山本昌投手はいきなり初回、フェルナンデス投手にツーランを
浴びてしまいました。スコア的にも昨日の結果と同じ0-2、
初回から嫌な感じがしたのは事実ですね。
打線がイマイチの中日としては、「まず先制して、リードを保ったまま
得意の中継ぎ陣の継投に持ち込み、逃げ切る」
というのが勝ちパターンですから、今日も先制を許し、
そのパターンに持ち込めなかったので。
しかし、3回の裏に松坂大輔投手が乱調、この回2死球を与えたりして、
なんと押し出しで3点目が入り逆転、です。
更に満塁のチャンスになりましたが、
ここは井上一樹選手が良い当たりながらもライトフライで凡退。
‥一気に松坂投手を攻略するチャンスだったのですが。
しかし山本昌投手もピリッとせず、4回・5回と連続して
先頭打者を出してしまいます。佐藤友亮選手・赤田将吾選手の
1・2番コンビに連続ツーベースを浴びて降板、代わった落合英二投手も、
カブレラ選手を敬遠したものの、次の和田一浩選手に
イムリーツーベースを浴び、この回一挙に3点を奪われ、
5-3と逆転を許してしまいました。
しかしその後の場面では、野田浩輔捕手の一打を
井上選手のファインプレーで更なる追加点を防ぐことが出来ました。
このプレーは大きかったですね。
ここで追加点を取られていたら、逆転劇も無かったと思います。

  • 敗色濃厚な展開も、一転して松坂投手KO!

7回の表の和田一浩選手がホームランで貴重なダメ押し的追加点、
これで6-3となり、あぁ勝負あったかな〜今日も負けかと思ったのですが、
この後の7回の裏の攻撃が凄かったですね、
これこそまさにラッキーセブン、って感じでした。
先頭の代打・大西崇之選手が出塁、
ここでトップに返り荒木雅博選手は凡退したものの、
今日好調の井端正和選手がヒットを打ち、ランナーを貯めて、
なんと立浪和義選手が同点スリーランです!
完璧に打ち返した、見事な一打でしたね。
この時期に勃発した、黒い噂の影響は全く問題無さそうですね。
しかし、松坂投手、今シーズン中は7本しかホームラン打たれていないとか
‥やっぱ凄い投手なんだな、と改めて思いました(^^;)
この一発で松坂投手は動揺したのか、続くアレックス選手・
森野将彦選手に連続四死球のあと、
谷繁元信選手に逆転タイムリーを浴び、降板しました。
プレーオフ第1ステージの日本ハム戦の松坂投手を思い起こさせる、
って感じがありましたね。あれも7回でしたっけ。

  • 8回も追加点

8回の裏にも森慎二投手から決定的な3点を奪い、
11-6と突き放しましたが、個人的に嬉しかったのは、
昨日タイムリーエラーの英智選手の三塁打ですね。
この一発で、英智選手は昨日のミスも吹っ切れるのではないでしょうか。
昨日2安打に抑えられた打線が、鬱憤を晴らすような感じでしたね。
これで良い感じで、西武ドームに向かうことが出来ます。

  • 西武ドームでDHは誰を起用?勝ったとはいえ、まだまだ厳しい展開が。

火曜日からの西武ドームの試合は、指名打者(DH)を
起用することになりますが、さて中日は誰を起用するべきでしょうか。
今日までの試合を見る限りでは、大西選手or井上選手or森野将彦選手
あたりが濃厚かな‥
今日汚名返上した英智選手は、またスタメンに戻りそうですね。
しかし、DHとしては各選手ともちょい迫力不足な感じなので(^^;)
DHを使い慣れている西武は、カブレラ選手がDHに回り、
貝塚政英選手あたりが出て来そうですね。
と比較すると、打線的にはちと厳しいかも‥
あと、先発投手もドミンゴ投手は試合を作ってくれそうですが、
他の2戦がどうかな、と。山井大輔投手や小笠原孝投手の
名前が上がっていますが、ちと全幅の信頼感には欠けますな。
一方西武は帆足和幸投手・張誌家投手が控えていますからねぇ。
まだまだ厳しい戦いが続きそうです。