遂にスト実施!(はてなプロ野球’04)

昨日の選手会と経営側の決裂を経て、
今日は遂にストライキが実施されました。
しかし、スト決裂後の選手会側の古田敦也会長と、
経営側の瀬戸山代表(ロッテ)の会見の模様を見る限りでは、
古田選手に同情したくなるのは人情ですな。
決裂後、古田会長は疲れている中、「すぽると」に出演、
ファンの声を聞いて涙ぐんでいましたね。
あの涙はグラッときてしまいました〜。
この時は、経営側が歩み寄らなかったのが悪い、と思っていました。

  • ストに至るまでの真相

しかし、↓の記事を見ると、
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20040917i119.htm
経営側、選手会側それぞれが強硬派と妥協派に分かれて、
古田会長はむしろ使いっ走りみたいな役を演じていたようです。
5時ごろいったん妥協案がまとまったかに見えたものの、
選手会・弁護士側が納得しなかったとか。
そして、「05年からの新規参入」を確約させようとする選手会側に対して、
経営側も一枚岩ではなく、二分されたようですね。
一リーグ志向の、西武、近鉄オリックス、巨人が反対、
二リーグの制維持の、阪神、中日、広島、横浜が賛成、
これまた解りやすいというか(笑)
ロッテ、日本ハムダイエー、ヤクルトは中立だったのかな。
この中で、ロッテと日本ハムは消極的な賛成でしょうか、
ダイエーは一リーグ制だと自分の所に合併の矛先が来そうなので、
ヤクルトと共に消極的な反対かな、これで6対6の真っ二つですね。
しかし、近鉄がこの場で意見を述べる権利があるのかな、と思います。
今回の騒動の発端であり、合併して消え去る球団は、
大人しく黙っているべきではないでしょうか。

ストに至った責任を取って、根来コミッショナーは辞任するそうですが、
事態を収拾できないようなコミッショナーは不要ですな。
加えて、「選手会に損害賠償請求できる」という文書を
オーナー側にばら撒いているようでは、
オーナー側の傀儡人形といっても差し支えないですな。
こういうケースでは、中立的な立場に立って、
お年どころを探るのがコミッショナーだと思うんですけど。
もっと強いリーダーシップを発揮できる人物がコミッショナー
就任すべきだと思います。
まぁ、Jリーグ川淵三郎会長は、ちと運営方法とか、
強引さが過ぎると思いますが(^^;)
この点で、以前噂されていた、
長嶋茂雄コミッショナー」は良い案だと思ったんですけどね。
根来さんのような、法曹界からの横滑りの人物では、
野球界の事情に詳しくないですし、人望も得られないですが、
長嶋さんなら、「まとめ役」に適任だと思います。
選手会も経営側も、長嶋さんが仲裁役に入れば、
強硬な主張は出来ず、ストなんて事態は回避できると思いますから。
ただ、病気に倒れてしまったので、この線は消えてしまったのでしょうが。