郵政民営化問題(ローソンで「ゆうパック」取り扱い開始へ)

ローソンで郵便局の「ゆうパック」の取り扱いを決めたことに反発して、
ヤマト運輸は、ローソンにおける宅急便の受付を中止するそうです。
宅急便躍進の裏に、各種の規制を、緩和するよう求め続けてきた
ヤマト運輸の姿勢があったのは事実ですから、
自ら競争を回避しようとする今回の決定はちょっと残念です。
売られたケンカに応じて、同じ土俵で戦って、
自力で「ゆうパック」を蹴落として欲しかったところですが。
宅急便にとっても、ローソンの店舗網を失うのは痛いのではないでしょうか。
今や、宅急便はコンビニ持込が当たり前になっていますからね。
(電話でも取りに来てくれるが、100円高くなる。)
しかし今回の決断の背景には、
郵政公社とはそもそも同じ土俵には立てない」
ということもありそうです。小泉純一郎首相の政策の目玉ともいえる
郵政民営化」ですが、郵便事業の赤字を簡保事業の黒字で補填出来たり、
あるいは税金も免除される、なんて話も出ています。
道路公団と同じように、小泉首相お得意の、形だけの民営化に
なりかねないですからね。税金優遇などの措置は止めて、
普通の民間企業と同じ立場で、競争させるようにしないと
いけないと思います。