暑い中、脱落選手続出の厳しい展開で

しかし、真夏のマラソンということで、
序盤からリタイヤする選手が続出です。
今日の場合は、リタイアした選手が吐いていることが多かったことが
印象的でした。
普段のマラソンでは、そういったシーンは見られないですからね。
今日のレースが過酷であったということの証明だったと思います。
ただ、この暑さは逆に野口選手には幸いしたかもしれません。
ライバルと目されていた、世界最高記録保持者のラドクリフ選手は
夏は日本よりずっと涼しいイギリス、
そしてアフリカ勢はケニヤやエチオピアといった、
こちらもそれほど暑くはならない高地系の諸国出身ですから、
有利に働いた可能性が高そうです。野口選手が主導権を握って、
自らレースを作ることが出来た要因の一つかも。
最初の仕掛けでは、ラドクリフ選手や日本の土佐礼子
坂本直子選手たちが脱落し、ケニアのアレム選手だけが
野口選手を追走していました。
しかし、再びスパートしてアレム選手を突き放し、
一時は野口選手独走状態かな、という感じでした。
36キロ過ぎでラドクリフ選手がリタイヤです。
野口選手がスパートをかけた後は、苦しそうな表情をしながらも、
アレム選手を追いかける2位グループでしたけど、
やはり厳しかったようですね‥女王無念のリタイヤです。