昨日の中日ドラゴンズ 中日6-3横浜(はてなプロ野球’06)

  • 先発投手が早々と降板‥それでも逆転勝ち

先発のマルティネス投手が2回も持たずに降板、
という展開ながら、実に8人もの中継ぎ投手を継ぎ込んで
逆転した後はそのまま逃げ切りましたね。
しかし、まぁなんというか、贅沢な展開の試合だと
いう感じがしないでも無かったです。
ペナントレースも終盤、まさに総力戦って感じでしたね。
総力戦といえば、同じく昨日行われた
パ・リーグ日本ハム×ソフトバンクの最終戦では、
日本ハムは普段は先発のダルビッシュ有投手を
中継ぎで登場させて来たりしていましたね。
相変わらず落合博満監督は、マルティネス投手を見切るのが
早いって感じですけど、昨日は幸いその策が功を奏した、
といった感じでしょうか。

  • あまり期待出来ない代打陣はいかがなものかと‥

抑えの岩瀬仁紀投手も連日の登板で、
まさに終盤の総力戦という感じがひしひしと伺える
一戦でもありましたね。早々と先発投手が
マウンドを降りてしまう展開でありながら、
打線のほうは横浜ベイスターズ三浦大輔投手を捕らえて
逆転出来ましたから、まぁ文句の無いところでしょうか。
しかし、投手を継ぎこむ展開であったため、
打順が投手に回ると代打を送られるケースが多かったのですが、
その代打が上田佳範選手や奈良原浩選手というのは
いかがなものかと、という感じがします。
彼らは打力がある選手ではないので、代打として登場しても、
あまり期待出来ないような気がするのですが‥(^^;)
まぁただ、今の中日ドラゴンズには、
期待出来る代打というと立浪和義選手位のもので、
その立浪選手は「ここ一番」という場面に
取っておきたいところですからねぇ‥

 「下流社会 新たな階層集団の出現」 (はてな年間100冊読書クラブ 116/100)

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

  • データの信憑性に少々乏しく、著者の主観による部分が多いかな‥?

少し前のベストセラーにもなったこの本、
ようやく手に取って読んでみました。
大量のデータを使って、著者の定義による「下流層」の
に属するとする人達の収入や性格・食生活や居住地などを
分析・定義づけていますね。それにあてはまったりすると、
読んでいて腹が立ってくるかもしれません‥(^^;)
ただ、そのデータはサンプルの数が少なかったりして、
一見データに基づく分析かと思いきや、
実は著者の主観による記述が大きいかな、という感じですね。
ただ、団塊ジュニアに属する世代として、
読んでいて少し考えさせられるところはありました。

  • 働く意欲などに欠けるのが「下流層」

まず、著者が主張する「下流社会」というのは、
ただ単に所得が少ないだけではなく、
「生活能力や働く意欲、学ぶ意欲に欠け
「だらだら歩き、だらだら生きている」ような階層集団」
下流層だとしていますね。まぁいわゆるフリーターや
ニート層を指しているって感じですね。
まぁ確かに意欲に欠けると、前進をすることがないので、
出世とかも出来ずに、結果的にお金を稼げなくなる、
といった感じでしょうか。ただ、そんな彼らの特徴として
「自分らしさを口にしたがる傾向」がある、
と結論づけていたりしますけど、
これはどうなのかな、という感じですね。
確かに、「自分らしく生きている」アニメーターとかが
薄給で悩んでいたり、また芸術家や俳優の卵的な存在だと
苦しい生活を強いられているとは思いますけど、
それをもって「下流」と位置づけてしまうのは
いかがなものかと思います。

  • 親によって子供の属する階層も決まってしまう‥

ただ、階層化により、上流層は同じ上流層と
出会う機会が多くて結婚することにより、
親によって子供の属する階層が決まってしまう、
というのは怖い現実って感じですよね。
確かに「子供は親を選べない」ですけど。
例えば、DQNDQN同士で出会って結婚して、
子供もDQNになってしまう(笑)という連鎖でしょうか。
確かにDQNと上流階級のお嬢様とか、
そういうカップルはあまり見かけないし、
そもそも出会いの場もないですからね。。。
ただ、小泉純一郎内閣が推進した「格差・競争社会」の風潮が
進んだことによって、いわゆる「負け組」になった人々が
が意欲を無くしてしまい、この本で書かれているような
下流層」が出現してしまった、という事実は
抑えておくべきだと思います。
まぁ、下流層と富裕層の二極化が進んでいるため、
企業にとってはこの両方を見据えた商品企画を
進めるべきというところは、マーケティングの観点からは
納得出来るところではありますね。