王ジャパン、アメリカに“判定”負け…準決勝でリベンジだ!

http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200603/bt2006031401.html

  • 誤審であえなくサヨナラ負け‥

WBCワールド・ベースボール・クラシック)の決勝リーグ初戦、
日本はイチロー選手の先頭打者ホームランなどで
序盤は優位に試合を進めたものの、アメリカにサヨナラ負けでしたね。
しかし、8回の表の攻撃で、一旦塁審が「セーフ」と判定した
日本・西岡誠選手のタッチアップが、アメリカ側からの抗議を受けて
球審がそのセーフの判定を覆してしまう、というありえないような
事件があって、スッキリとはしない試合展開でしたね。
テレビで見る限りでは、タイミング的にはタッチアップは
セーフだと思いますけど、確かに微妙ではありました。

  • 判定を覆してはダメだと思います‥

しかし、最初から「アウト」という判定で、
「セーフ」だと抗議をしたものの受け入れられず、
という展開であれば、審判も人間ですから
誤審はあり得るので、仕方がないと思います。
しかし一旦「セーフ」と判定されたものが、
抗議によって覆るという今回の展開は、
全く納得がいかないというか、あり得ないですね。
いくら「球審は塁審よりも偉い」とはいえ‥
王貞治監督が怒りが収まらない、というのも当然だと思います。
また、この球審アメリカ人、というところも
我々日本人にとっては、理不尽さに拍車がかかる、
といった感じがします。
(もっとも「セーフ」の判定をした塁審も、
アメリカ人ですけどね‥(苦笑))

  • 世界大会に二流の審判、ちょっとお粗末ですね‥

サッカーであれば、こういった国際試合の審判は
第三国の審判が務めるのが当たり前ですけど、
しかし野球の場合は、まだまだ盛んな国も少なく、
またハーフスイング等の各種判定の甘さ辛さが
各国によって微妙に異なることから、
今回のWBCは、審判は全員アメリカ人だそうですね。
それも大リーグではなく、マイナーリーグの審判だそうです‥
理由が、「資金が折り合わなかったから」だそうですけど、
「(オリンピックの種目から除外された)野球の地位を
世界的に向上させる」ことが目的の筈の
このWBCの設立理念からしてみれば、
「お金が折り合わなかったから、一流の審判が雇えない」
ということは、なんともお粗末な事態ですよね。
そして二流の審判によって、今回のような「判定が覆る」ような
あり得ない事件が起こってしまいましたから。
こうなれば、記事にあるように、残り2戦をしっかり勝ち抜いて、
準決勝でアメリカにリベンジを期したいところですね。

 「送り火」(はてな年間100冊読書クラブ 32/100)

送り火

送り火

依然読んだ「ビタミンF」あたりと同じく、重松清さんの
短編小説集ですね。今回の「送り火」は、現代の生活風景に
焦点を当てた、非常にリアルな感じに仕上がっています。
私が重松清さんの著作を読む前に感じていた、
「リアルで怖い」というイメージに近かったかな、
という感じですね。若奥様の「公園デビュー」を描いた作品など、
「男性の著者がよくここまで書けるなぁ」
なんて思ってしまいました(笑)
重松さんの奥さん(‥って結婚しているかどうか知らないですけど(^^;)
の体験談を基にした著作かなぁ‥(^^;)

  • 面白くはありましたけど、個人的な好みとはちょっと違うな、と

また、ボロアパートに住む5人のおばあさんや、
「富士見地蔵」といういわゆる「都市伝説」を扱った作品は、
なるほど「怖さ」を感じさせるところがありましたね。
とはいっても、ホラーとかそういう系統の怖さではなく、
むしろ「実際にこの小説のようなことがあるかもしれない」といった
リアルチックな所に怖さを覚えた、という感じですね。
離婚寸前で別居してウィークリーマンションで一人暮らしている
サラリーマンの生活を描いた作品、もありました。
でも、やっぱこのような現実を思い起こさせるような社会小説は、
ライトノベルファンタジー小説が好きな私には、
ちょっと合わないかな〜という感じもしてしまいました。
小説を読むのは、私にとっては現実逃避の一つの手段
でもありますからね‥(^^;)