「流通は進化する―日本経済の明日を読む」(はてな年間100冊読書クラブ 42/100)

  • 流通業について、解りやすく解説されています

題名の通り、流通及び流通業について解説している本ですね。
発売から少し時間が経過しているため、
今では少々古臭いと思えてしまう内容も含まれていますが、
流通業についての具体的な説明が多くて面白かったですね。
私は今は流通業とは全く関連の無い会社に勤務しています。
しかし幼い頃は、様々な商品が沢山揃っていた
スーパーに行く事が好きだったこともあり、
昔から割と流通業には興味を持っていました。
結局就職時には給料の事が頭にあったりして、
流通業に勤めることは選択しなかったのですが‥(^^;)

上記は私の例ですけど、このように大手スーパーや
専門店など、流通業って我々一般市民にとって
身近な産業ですから、具体例もより馴染みがありますよね。
例えば都市部と郊外の流通業の違い
(郊外のロードサイドの大型店と、都市部の商店街)、
そしてイオンなどの巨大流通業の解説や
ネットを使ったビジネスモデルなどの記載があります。
今更ながらネットを使ったビジネスモデル、
このあたりに古臭さが見えてしまうのですが、
まぁこの本の発売時期を考えれば
やむを得ないところでしょうか。
少し前に読んだ自動車産業についての本の内容が
最後まで解り辛かったところがあったと以前書きましたけど、
この本については、そういう印象はなかったですね。