会津越後路雪見紀行

今日は旅先で一夜を過ごしているのですが、
ホテルにネットの出来る環境があったので、
そこで書き込んでいます。
まぁ私は旅行にノートパソコンは持ち歩かないので、
昨日書いたとおり、今日の更新はありえない、
と思っていたんですけどね。
今回の旅行は、「雪が見たい!」ということで、
北の方に出かけることにしました。
もちろん3月に入っているので、青春18切符を使用しています。

ほぼ日付が変わる直前に名古屋駅を出る「ムーンライトながら
に乗って旅立ちました。明日(4日)はまだ金曜日ですが、
「ながら」はほぼ満席って感じですね。
私の指定席には、女の子が早くも寝ていたため、
どいて貰って席に座りました。
この女の子は通路側、私が窓側なのですが、
ここまで空いていたため、窓側を占拠していたってことなのかな。
まぁ隣が女の子だとちょこっと緊張しますね。
デブヲタよりはよっぽどありがたいですけど(^^;)
昨日も寝たのは2時近くと遅かったため、
なれない夜行列車ではありますが、割と早く寝られたと思います。
それでも、安城を過ぎて検札が終わったあとで寝ようとしたのに、
実際に意識が無くなったのは、それから30分ほど過ぎた
豊橋を過ぎたあたりですけどね。

  • 早朝の東京は目覚めが早く

今朝は「次は品川」というアナウンスで目が覚めました。
結構ぐっすり寝ていましたね、ってまだ朝の5時前ですけど。
しかし、新橋駅のホームには人が一杯立っていてびっくりしました。
「こんな朝早くにもうあれだけの人が起きて活動しているんだ、
って感じですね」東京駅から上野駅までは山手線、
そして上野駅からは宇都宮行きに乗り継ぎました。
そういえば、昨夜から東京も雪になると天気予報で
言っていましたけど、まだ降っていないみたいですね。
しかし、大宮を過ぎたあたりから、徐々に明るくなりだし、
また外は雪景色になりました。
あまり早く雪を見てしまうと、雪国に入ったときの感動が
無くなってしまうんですけど(^^;)

  • 乗り継ぎ乗り継いで

この宇都宮行きは、宇都宮駅に7時過ぎに着くため、
結構通勤通学客が多くなりますね。
女子高生が黒タイツをはいているのですが、
これにちょっと萌えてしまったり‥いあ、私はフェチの気は
無いと思っていたのですが(^^;)
宇都宮で黒磯行きに乗り換え。ここからは寒さ対策で、
電車のドアはボタンを押さないと開かないようになっていますね。
立ち客も多く、あまり景色は楽しめないまま、先に向かいます。
しかし、栃木県のこのあたりでこれだけ雪が積もるということは
あまり無いのではないでしょうか、雪国と変わらないって感じですね。
黒磯では福島行きに乗り換えます。
東北地方でおなじみの701系ロングシートですな。
今日はここまでずっとロングシートです。
2駅目の黒田原で高校生が大量下車し、
ここからはのんびりと景色が楽しめるようになりました。
車窓から見る雪も多くなってきていますね。
郡山からは会津若松行きに乗り換えです。
今日は朝からここまで基本的に接続が良すぎて、
トイレに行く暇もありませんなぁ‥(^^;)

磐越西線の雪景色を見ながら、今日は予定通りに来ているなぁ、
と思っていたら、車内放送でなんと今日乗る予定の、
只見線の只見-小出間が土砂崩れの危険性があるため、
運休とのことです!う‥む、今日は只見線の雪景色を楽しみに
してきたのに、これは思いっ切りガッカリですねぇ。
代行バスは、新潟県側の小出-大白川間のみで、
県境をまたぐ流動性の少ない大白川-只見間は、
バスの運行も無いとのことです‥これでは只見線
今日はあきらめざるをえませんねぇ‥重ね重ね「残念!!」です。
3月号の時刻表は見ていましたけど、
JR東日本のHPをチェックして来なかったのは失敗だったなぁ。
仕方ないので、駅の時刻表を見てスケジュールを
立て直すことにしました。

会津若松は来るのは2回目になりますが、
前回来たのはもう10年以上も前になりますね。
そのためあまり記憶には残っていません(^^;)
前回は鶴ヶ城に行きましたが、
再建の城であまり面白みも無かったと記憶しているので、
今回は白虎隊最期の地・飯盛山に行くことにしました。
駅からはバスが出ていますけど、
ちょうど行ったばかりという事もあって、
歩いていくことにしました。
でもこの判断は失敗だったなぁ‥(^^;)
雪は降っているし、おまけに歩道は全然雪かきが出来ていなくて、
めちゃ歩きにくかったです。私は雪道に慣れていないし(^^;)
そういえば、もう都会では子供くらいしか履いていない
「長靴」をはいている人を結構見かけましたね。
そんな感じで15分位歩いて、飯盛山に着きました。
山とはいってもそれほど高いわけではないのですが、
もうすっかり雪山って感じでしたね。

ここ飯盛山は、白虎隊の自決の地として有名ですが、
もう一つ「さざえ堂」という有名な建物があります。
この「さざえ堂」、
「堂内には階段が無いのに、堂の頂上まで上り下り出来る」
というのが売り物のようですが、
実際は小さな螺旋階段が連続しているって感じで、
「階段が無い」という触れ文句は、
ちょっとマユツバモノのような感じがしました。
まだ、堂内への入場は有料400円なんですよね、
入口でチケット売りのおばさんの説明がありましたけど、
ちょっと割高な感じは拭えないかも。ただ、堂内を一周すれば、
西国三十三観音をお参りするのと同様のご利益があるそうです。
まぁもともとは三十三箇所を巡礼出来ない人達のために建てられたとか。
この近くにある白虎隊士のお墓は雪の中。近くまで行こうと思いましたけど、
一歩足を踏み出したら「ズボッ」と雪の中に埋まってしまったため、
断念しました‥(^^;)普通の靴で雪中行軍は無理ですな。

  • 「白虎隊記念館」

このあとは近くにある「白虎隊記念館」へ、ここは、白虎隊に関する資料が、
ただ単に整理整頓もされずに展示されている、という感じです。
こういう記念館も久しぶりだなぁ、これなら「数万点の展示品」というのも
納得という感じですね。展示品の解説もほとんど無いし。
また、「白虎隊記念館」なら白虎隊関係の展示品に的を絞ればよさそうなのに、
野口英世土井晩翠関係の展示もあったりして、
どうにも展示テーマが散漫になってしまっているところは否めませんね。
解説が無いと、展示品にもあまり興味がわかないような気が(苦笑)
見た後は、会津若松駅に戻りました。

予定ならこの後は久しぶりの只見線に乗る筈だったのですが、
前述の通り、今日は只見〜小出間が運休となっており、
「只見行き」になっていました。それでは仕方が無いので、
磐越西線経由で今日の宿泊地・長岡まで行くことにします。
途中喜多方で下車し、ラーメンと蔵の町を一通り歩いて来ました。
歩道に雪が積もっている会津若松と違って、
ここ喜多方はスプリンクラーが作動しており、
雪はかなり溶けていました。
しかし、車道は車が通るため溶けているものの、
歩道はシャーベット状になっていて、歩き難いことこの上なかったです。
おまけに、車が通るたびに、雪が溶けて出来た水溜りの水を
跳ね飛ばしてくれるので、
気をつけていないと水がかかりかねない状態でしたね。
そんな中で、甲斐家の蔵屋敷などを見てきました。
凄い巨大な「つらら」があって、ちょっと感動したりして(笑)
街歩きしていたので、ラーメンを食べる時間はなくなってしまいましたが‥

そして引き続き磐越西線に乗って、新潟県に入り、新津に出ました。
磐越西線はこの付近では、阿賀野川にひたすら沿うって感じですね。
まぁこちらも雪が多い地方であることには変わりが無く、
雪国風情をたっぷり味わってきました。
しかし、暖房の効いた列車に乗って、程好い揺れがあると、
次第に眠くなってきたりしますね。せっかく列車に乗りに来たのに、
勿体無いことではありますが‥(^^;)
でも隣のボックスでは、おっさん連中が昼間から酒を飲んで
騒がしかったりしますし‥(--;)
新津では少し時間があったので、改札内の待合室にて暖を取っていました。
テレビではドラマ「オレンジデイズ」の再放送を流していたりしましたね。

  • 新津から今日の宿泊地・長岡へ

新津からは「快速 くびき野4号」で長岡に向かいます。
この「くびきの4号」は、特急用車両を使っているので
快適ですね〜快速だから速くもありますし。
まぁ、座席がリクライニングしないのは仕方ないのかな、と。
新潟始発のため、座れるか否か気になりましたけど、
幸い新津でも結構沢山降りたので、無事座席は確保できました。
だいぶ日も長くなってきましたけど、そろそろ日暮れって感じですね。
長岡が近くなってくると、車窓に目を凝らしてみましたけど、
新潟県中越地震の影響はあまり窺えなかったですね‥
普段とあまり変わらないって感じです。
駅前で夕食を取り、ホテルにチェックインしました。
しかしこのホテル、安かっただけあって内装はボロボロですねぇ(^^;)
あまり長居したい気分ではないなぁ、という感じです。
まぁ私はどうしても旅行の予算を切り詰めてしまうので、
そういった宿にあたってしまうことが多いのですが。