「CLANNAD」（クラナド） 制作：Key

• 8回目、アフターストーリー（1周目・汐エンド）（以下ネタバレ箇所あります）
  • 渚シナリオの続編、幸福の絶頂から一転して‥

アフターストーリーは3周しないと真のエンディングが見られないそうで、
まだ1周終わったばかりなのですが、いやはや涙が止まらないです。
先日「物足りない」と書いた渚シナリオのアフターストーリーなのですが、
古河渚ちゃん自体はキャラの中でも一番お気に入りなので、
もう感情移入しまくりって感じですね〜。出会ってから一年後、
主人公は就職、渚は3度目の高校3年生、
と進路は別れてしまったのですが、二人は同棲を始めて、
ラブラブ一直線〜って感じです。
もっとも主人公は仕事を挫折しかかったり、
渚の演劇部再建は失敗に終わったりと、
それぞれ辛い目にもあいましたけど、
二人はお互いに助け合って乗り越えてきました。
渚の「卒業式」、そして妊娠から出産‥このあたりは
もう涙ボロボロ状態でしたね〜。母親の子供に対する愛情というのは、
これほどまでに深いものだったのかと。
独身の私には未知の領域なんですけどね〜。
どうも出産というと、その後の子育てが大変＆教育費がかかる、
といった点で最近は世間的には否定的なイメージが
強くなってきていますが、改めて考えてみると、
自分と自分の一番大好きな人の分身、ですから、
実際には、とっても可愛いと思えるのでしょうね。

• • 構成もしっかり考えられていますね。

ストーリーも良かったですけど、
構成もしっかりと考えられていると思います。
今までにプレイしてきたシナリオで見受けられた伏線が、
ここに来てしっかりと効果を生んでいますね。
伊吹公子・風子姉妹の登場は、風子のアフターストーリーも兼ねていたり、
そして本編内では通りすがりのキャラかと
思われた芳野祐介がここで大活躍です。そして渚のストーリーですから、
渚の両親・秋生さんと早苗さん自身にもスポットが当てられていました。
本編中では改善出来ていなかった、
主人公も父親・直幸と決着をつけましたし。
構成的にはう〜む見事だ、と唸らざるを得なかったです。
今回は1周目ということで、終盤は渚、そしてようやく分かり合えた
汐が相次いで主人公の傍から離れていってしまうという
非常に悲しい展開でしたが、
それでも終わった後じっくりと余韻に浸っていたい、
そんな感じになりました。
現実の話に戻りますが、実は私も父親と仲が悪く、
口をきくと喧嘩状態になったりして、
もう今ではすっかり疎遠状態になっていますが、そんな父でも、
このゲームの秋生さんや主人公の父親のように、
私を一生懸命育ててくれたのかな、なんて考えたりしました。
ただ、私は父親から愛されたとか、
ほめられたといった記憶はほとんど無いのですが‥