「ヒットの経営学」(はてな年間100冊読書クラブ 6/100)
- 作者: 日本経済新聞社
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
- 不況が続く現在の「ヒット商品を生み出すコツ」は何か
不況が続いている現在、モノが売れずに、
「ヒット商品は、なかなか出にくくなった」と言われていますね。
しかし、そんな現在でも、ヒット商品が
全く出なくなった訳ではありません。、
本書は、そんな現在のヒット商品に焦点をあて、
ヒットの要因、ヒット商品を生み出すコツを解説していますね。
- 市場を、新製品によって自ら開拓する
本書に取り上げられている例として、
「顧客に慣れさせて、定番化すること
(例・コカコーラ、ポカリスエット)」
が取り上げられていますね。
この本では、ポカリスエットの大塚製薬への
取材記録が掲載されていますが、
「定番化」している商品とはいえ、
お客様視点に立って、味の改善は
日々怠らない姿勢がうかがえますね。
大塚製薬の経営理念として、
「革新的な製品を作る」というものがあるそうです。
食品メーカーは多々ありますが、革新的な製品によって
市場を自ら開拓していく必要性がある、という感じでしょうか。
- ニーズを捉えて、信頼感を補完して大ヒットに
また、こちらはよく言われていることではありますが、
「女性のニーズを取り込むことが必要」とのことですね。
著名な「体脂肪計タニタの社員食堂」の例を用いて
説明されています。女性にダイエットのニーズがあることは
誰もが承知の内容なのでしょうけど、
「体脂肪計」のメーカーである、タニタの社員食堂で
実際出されている内容、というところに
女性の信頼感を集めることが出来たことが、
ヒットの要因、という感じでしょうか。