「ぶれない人」(はてな年間100冊読書クラブ 98/100)

ぶれない人 (幻冬舎新書)

ぶれない人 (幻冬舎新書)

  • 「ぶれない人」とは、「正しい考え方を持ち、信念を貫く人」

最近では、発言がぶれまくっている人は
よく見かけますけど(笑)
ぶれずに常に一本芯が通っている人は、
なかなか見かけないですよね(笑)
本書は、そんな「ぶれない人」について、語っている本ですね。
「ぶれない人」とは、「正しい考え方を持ち、信念を貫く人」
であると定義しています。
会社に当てはめれば、「お客様第一を貫くこと」としていますね。
お客様第一を貫いた例として、
パナソニックが石油ファンヒータを回収し続けていること、
貫いていない例として、パロマ三菱自動車をあげていますね。
こうして、実在の例が表示されていると、
理解も進むかと思います。立派な信念を持っていても、
行動に移さないと意味が無いとか、確かにもっともですな‥

  • 凡人が「ぶれない人」の領域に達するのは、なかなか難しいかも‥

本書では、論語や聖書、様々な偉人の生き方の例を
参照しているため、最終的に大成した「ぶれない人」は、
聖人君子の領域に入ってしまいそうですけどね(笑)
凡人としては、少しずつ「ぶれない人」に
近づいていく、ということになるでしょうか。
もっとも私を含めて凡人は、お金などの私利私欲はもちろん、
雰囲気など様々なことに流されてしまい、
なかなか「ぶれない」ことを貫くことは
出来ないかと思いますけど‥(^^;)
「ぶれない人」になるために、
日々の生活の中で鍛えていくことが大事、ということですね。
著者も「目の前のことに全力を尽くし、
基本をおろそかにしない」ことが必要であるとしています。