衆議院解散、総選挙

  • 石原氏の「太陽の党」は「維新」に合流

先日、野田佳彦首相の「近いうちに」という約束を実行するための、
「自身のメンツを守るための解散」と書きましたけど、
「第三極勢力を慌てさせる」という面では、
この時期の解散は、効果があったようですね。
総選挙を間近に控え、ここ最近の「第三極勢力」の動きは、
見ていて面白すぎというか、呆れかえるものがありますね。
任期途中で東京都知事を辞職した石原慎太郎氏は、
「太陽の党」を結成したかと思ったら、
その「太陽の党」は、橋下徹氏主導の「維新」に合流していますね。
若い橋下氏のイメージが強い「維新」に、御年80歳の石原氏や、
「老人ばかりで立ち枯れ」と揶揄された
「旧・たちあがれ日本」の平沼赳夫氏らが加入することになる訳で、
これもまた違和感のある組み合わせですな…(笑)
政策面でも、橋下氏が「脱原発」、石原氏は「原発維持」など、
異なる箇所が多く、「野合」の誹りは免れ得ないと思います。
新「維新」内では、遅かれ早かれ、石原派と橋下派に分かれて
不協和音が聞こえることになるものと思われますね…

  • 「第三極勢力」、今回の選挙を経て、果たしてどれだけ残れるか…

「太陽の党」との合流を目指していた、
河村たかし氏の「減税日本」は、はしごを外された格好となり、
新パートナーを求めて、亀井静香氏・山田正彦氏が立ち上げた
「反TPP党」と合流するようですね。
「反TPP党」も、泡沫政党を思い起こさせるような
凄い正式名称でしたけど(笑)合流によって、
「太陽の党」と同じく、僅かな命となるのでしょうか…
どの勢力も、「所属国会議員5人」という条件を満たすために
必死という感じですなぁ…小沢一郎氏の「国民の生活が第一」を含め、
ここ最近に結成された「第三極新党」勢力が、
今回の衆議院議員選挙を経て、果たしてどれだけ残るのか
まさに見物、と言う感じですね。「維新」以外は壊滅しそうな
感じがしますね…その「維新」も、石原氏との合流などで、
一時の勢いは無くなっているような感じがします。