「もし御社の公用語が英語になったら 生き残るための21の方法」(はてな年間100冊読書クラブ 89/100)

もし御社の公用語が英語になったら

もし御社の公用語が英語になったら

  • 「英語術」or「仕事術」、両方触れていて、どちらも中途半端…

私の勤めている会社では、まだ「英語公用語化」とか
そういった動きは全く無いのですが(笑)
将来に備えて、参考までにこの本を手に取っていました。
う〜ん、個人的にはこの本は、
「英語スキルを向上させる、英語術」の本なのか、
あるいは「英語を使用する、外人との仕事術」の本なのか、
どちらも中途半端になってしまっているかな、
という感じがしてしまいました。
例えば「英語術」的な内容では、
「商品に貼られているラベルを読んでみる」
といった記述に触れています。一方で「仕事術」的な内容では
著者の「長野オリンピックで、様々な国籍の外人達と
チームで仕事をした」といった記述もあります。
どちらも深彫りされきれておらず、もどかしさを感じましたね。

  • 「英語公用語化」=「多国籍メンバーが入ったプロジェクトをまとめ上げること?」

まぁ、「英語公用語化」についての著者の見解は、
単に英語を使うだけではなく、長野オリンピックの事例のように
「多国籍のメンバーから構成されるプロジェクトを、
英語を用いてまとめ上げていく」といった内容を、
指している感がありますね。それならば、
「英語は、あくまでも手段の一つ」ということになりますね。
「外国(人)の背景にある文化や考え方を学ぶ」、
「結論を先に言う」といった内容が推奨されているのも、
多国籍プロジェクトを意識している、ということでしょうか。
まぁ、私の会社でも、欧米のメンバーが参加する会議は
英語で進行されています。そういう点では私の会社も
著者的には既に「英語公用語化がスタートしている」、
と言えるのかもしれません。