「聖書の読み方」(はてな年間100冊読書クラブ 105/100)

聖書の読み方 (岩波新書)

聖書の読み方 (岩波新書)

  • 「聖書」は、読み辛く、理解し難い書物ですが‥

「聖書」は、普通の人はもちろんのこと、
キリスト教に馴染みのある人々にとっても、
「読み辛く、理解し難い」ところがあるそうですね…(^^;)
この本は、聖書を研究している著者が、
自身の経験を元に、「聖書の読み方」を提案している本ですね。
まず最初に、キリスト教や聖書に長年親しんでいる
著者が勤務する、ミッション系大学の学生達の
生の声が取り上げられています。
学校で授業や様々な行事を通じて
幼少の頃から、キリスト教キリスト教の世界観に
慣れ親しんで来たはずの彼等にとってすら、
「聖書」は、様々な疑問や不可解さなどを
呼び起こす書物なのですね…(^^;)
私も昔、「聖書」を読んだ経験があります。
しかし、どうにも理解しづらくて先に進まなかったのですが、
ミッション系大学の学生ですら、読み辛さを抱えていた位なら、
キリスト教に馴染みのない私が、理解に苦しむのは
まぁ当然だったのだな、と思ったりもしました‥(笑)

  • 目次順にはこだわらず、異質なものを受け入れて、読む

聖書研究を専門にして来た著者が、聖書に感じた問題点として
「配列が不自然」、「異質な文化、神の存在」
といった内容があげられていますね。
そして、これらを考慮した読み方の提案として、
「目次順ではなく、文書のまとまりを大切にする」
キリスト教とその文化という、日本人にとっては異質なものを
受け入れる心構えを持つ」といったポイントが、示されています。
正直、キリスト教に馴染みのない私にとっては、
この本ですら、一読しただけでは理解し辛いところがあり(^^;)
正直、あまり頭には残らなかったです。
しかし「聖書を読む」一つの手がかりのようなものは
掴めたような、そんな感じはしましたね‥(苦笑)
グローバル化がますます進む最近の世の中では、
キリスト教的な世界観を理解することは、
今後必須になると思われますから‥