「BRICsの底力」(はてな年間100冊読書クラブ 69/100)
- 作者: 小林英夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/08
- メディア: 新書
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- 統計資料により、BRICs諸国の急成長ぶりが確認
資源・原料高の現在、ますます存在感を増しつつある
BRICs諸国について解説している本ですね。
各種の統計資料が充実しており、
生の数値を見ると、嫌でもBRICs諸国が
急成長していることを実感させられますね。
ロシアやブラジルは、一度は経済が破綻しましたけど、
それでもここまで復活してきた理由は、
やっぱ資源を持っているからなのでしょうね。
資源貧国・日本から見ると、
やっぱ羨ましくなってしまいます‥
食料や資源が無いと、いざ危機が起こった時に
少々怖いな、という思いはありますね。
- 中国と同じような急成長が、他のBRICs諸国でも‥
BRICs諸国の中では、日本では中国が
一番お馴染みって感じですが、
その中国と同じような急成長が、
他のBRICs諸国でも起こっている、という感じですね。
中国以外でも、海岸部に工業地帯が発展しているようです。
海岸部に近いと輸出がし易いとか、
そういったメリットがあるのでしょうね。
しかし、ブラジル・ロシア・インド・中国、
いずれも日本以上の人口を持つ大国ですよね。
経済は今後、ますます発展し、
規模も大きくなっていくことになると思われます。
いずれはどの国も日本を追い越してしまいそうですね。
- 今後の日本の地位低下は避けられず‥
そうするといずれ日本は
これらの国々に追い抜かれかねない、
という感じですね。日本の世界的地位は、
残念ながら年々低下する一方なのかな、
という感じがしてしまいます。
もっとも、首相が1年程度で相次いで
交代しているような国では、他国の元首からも
軽んぜられてしまうのは、やむを得ないところでしょうか。
アメリカのブッシュ大統領なんて、
イラク戦争が泥沼化したりして、支持率なんて
落ちるところまで落ちたって感じですけど(笑)
決して途中で投げ出すことはせず、
任期を全うしそうですからね。日本の首相陣も、
あのしぶとさを、少しは見習って欲しいものです。