クライマックスシリーズ 第2ステージ第1戦 中日4-3巨人(はてなプロ野球'08)

  • 1敗のビハインドを背負って始まる、第2ステージ

セ・リーグのクライマックスシリーズ
まだ一昨日、第1ステージが終わったばかりですが、
早くも第2ステージが始まりましたね。
昨年と違って、今年は1位チーム(巨人)に
1勝のアドバンテージがあります。
加えて、第1ステージが行われてから
まだ1週間も経っていません。この間試合が無く
初戦からエースを先発させることが出来る巨人に対して、
中日ドラゴンズは、エースを投入出来ません。
セ・リーグに先んじて行われている
パ・リーグのクライマックスシリーズでは、
この日、1位チームの埼玉西武ライオンズ
勝ち抜き(アドバンテージ含めて4勝2敗)が決まりました。
1位チーム・西武のエース、涌井秀章投手は
この日を含め、2試合に登板しています。
一方、対戦相手の北海道日本ハムファイターズ
エース・ダルビッシュ有投手は、
第1ステージに登板したこともあり
第2ステージは1試合しか登板していないですね。
このあたりを考えると、やっぱ1位チームの優位は
動かしがたいところですな。

  • 先制するも追いつかれる、嫌な展開の試合に

さて、話を戻して巨人vs中日の第1戦、
巨人の先発は今季最多勝のエース、グライシンガー投手
一方の中日は、ベテラン・山本昌投手でした。
第2戦の巨人は上原浩治投手の先発が予想されますが、
一方の中日はローテーションの谷間、
誰が先発するのか解らない状態ですね。
第2戦を考えれば、この日の第1戦は
なんとしても取りたい試合って感じでした。
中日は初回に、第1ステージの阪神戦で
負傷退場した李炳圭選手の先頭打者ホームラン、
続いて東京ドームには相性の良いタイロン・ウッズ選手の
ホームランで幸先良く2点を先取しました。
しかし、その後、谷佳知選手のホームラン等で
同点に追いつかれてしまいます。

  • 井端選手の好プレー、巨人の勝ち越しを許さず

5回にグライシンガー投手の押し出し死球で勝ち越し、
更なる追加点の期待が出来る1死満塁の状況下で、
続く中村紀洋選手は残念ながら併殺打に終わり、
追加点が奪えませんでした。ここは嫌な感じがしましたね。
予感通り、再び同点に追いつかれてしまいます。
その上8回の裏には、
1死満塁の大ピンチを迎えてしまいました。
しかしここは井端弘和選手の好プレー、好判断にて
高橋由伸選手を併殺打に打ち取ることが出来ましたね。
あのシーン、本塁に投げていてもおそらく間に合わず、
とはいえ併殺が取れなければ、
もう8回の裏ですから
決勝点となり得る1点献上となってしまいます。
まさに運命のワンシーン、といった感じでしたね。

  • 明日に向けて意気の上がる試合内容でしたね

ピンチの裏にはチャンスあり、
9回の表には、巨人の守備の乱れもあったりして
巨人の守護神・クルーン投手を攻め、
今度は中村紀洋選手が、先ほどのシーンの
汚名返上とばかりの決勝タイムリーでしたね。
そして9回の裏は、中日の守護神・岩瀬仁紀投手が
巨人打線をしっかりと抑えましたね。
いやはや、第1ステージの第3戦、
0-0の攻防と同じく、手に汗握る試合となりました。
アドバンテージがあるため、初戦の先勝で
「1勝0敗で一歩リード」ではなく、
「1勝1敗のタイに追いついた」段階ではあります。
しかし、明日以降に向かって、意気の上がる試合展開
だったのではないかと思います。