「不動心」（はてな年間100冊読書クラブ 16/100）

不動心 (新潮新書)

• 失敗から学び、克服・挽回していく松井選手の生き方

大リーグのヤンキースで活躍する、
松井秀喜選手が、主に野球に取り組むときの
心構えを語った本ですね。
左手首骨折からの復活、苦境にも負けずに
乗り越えていく松井選手の原点が、
この本のタイトルの「不動心」だそうです。
確かに打者は、3割打てば一流の仲間入り
って感じですから、残り7割近くは失敗に
終わります。失敗するたびにめげていたりしては、
勤まらないのは事実ですけど、
「失敗から学ぶ生き方」が、
松井選手の「不動心」なのでしょうね。
「失敗から逃げずに、運命を真正面から受け入れ、
しっかりと向き合って、克服・挽回していく」
松井選手のその強さに感服すると同時に
その姿勢は私も見習いたいな、と思いました。
野球だけではなく、人生にもあてはまりますよね。
松井選手、野球の技術も凄いですけど、
人格的にも素晴らしいですね。。。

• すべては野球のために

その他、日本よりも試合数が多く、
移動もハードな大リーグで万全を期すために、
昨年のWBCを辞退するなど、
松井選手が普段から栄養や健康などに
気を使っている様子などが記されています。
章のタイトルにもあるのですが、
確かに松井選手にとっては
「すべては野球のために」ある、という感じですね。
また、マスコミに面白おかしく記事にされたとしても、
悔しさなどは口にはせずに、
結果を出してしっかりと見返したりするなど、
インタビュー等で見られる、松井選手の実直な性格が
この本にもそのまま現れているって感じですね。
いあ〜ほんまにカッコいいですな。
また、内容的にも平易で読みやすく、
ゴーストライターではなく、松井選手が自ら書き（or語った）
内容であると思います。読み易いので、
普段本をあまり読まない人にもお薦めですね。