昨日の大河ドラマ「風林火山」 第19話「呪いの笛」

  • 由布姫は側室となることを承諾するも、晴信に斬りつけて‥

今回も主に由布姫(柴本幸)に焦点があたった回でしたね。
由布姫は武田晴信の側室となることを承諾し、
そして晴信と由布姫は初夜(笑)を共にしようとします。
しかしまだ武田家への恨みを捨てきれない由布姫は、
晴信に斬りつけますね。とはいえ男女の差もありこれは失敗、
晴信も「ここで死ぬ訳にはいかない」と
懇々と由布姫を説得しますね。
なんといっても晴信は父の仇であり、
由布姫もそれで簡単に納得は出来ないでしょうけど
‥という感じの展開でした。
とはいえ、由布姫が晴信の側室となったことで、
諏訪の旧臣らは武田家への忠誠を誓ったため、
由布姫自身の心境に共感を抱く人達が
少なくなってしまいましたよね‥

  • 三条夫人は「ライバル」由布姫を思いやり‥

一方で、晴信の正室・三条夫人(池脇千鶴)が、
由布姫に笛をあげたりしていますね。
普通新しい側室に対して、正室の立場にあれば
殿の愛情を巡って敵愾心を燃やしそうなものなのですが、
(古典文学「源氏物語」の主人公・光源氏の母である
桐壺の更衣も、帝の愛を釘付けにしたものの、
それが原因で他の妃に疎まれて、
ストレスで早死にしてしまう、という設定でしたよね。)
このあたりは、三条夫人は随分と鷹揚だなぁ、
という感じがしてしまいます‥
おっとしているというイメージのある(笑)
京の公家出身ならでは、といったところでしょうか‥(^^;)

  • 由布姫の勘助に対する印象が再び変わる‥?

そんな感じで今回も、主人公の山本勘助内野聖陽)の
存在感は薄かったですね。由布姫の側室入りが決定して、
自分の仕事は終わったとばかりに
信濃に向かって旅立ったりしてしまいますね。
そして険悪ムードになっていた由布姫は、
晴信から勘助が自分を殺さずに生かそうと
奔走してくれたことを聞き、勘助への印象が
再び変わろうとしている、という感じですな。
由布姫と勘助の「禁断の愛」が
今始まろうとしている、といった感じでしょうか‥(笑)