トリノオリンピック(前半を振り返って)

  • 日本人選手、今回は苦戦中‥

先週末から、トリノオリンピックがはじまっていますね。
アテネオリンピックの時は、日本人選手のメダルラッシュ
マスコミ的にも個人的にも盛り上がったため、
この日記でも沢山取り上げましたけど、
今回は話題に取り上げるのはこれが初めてになりますね。
個人的に今週初めに体調不良状態になったりもしていたので、
今回はここまでは生ではほとんど見ていないです。
ただ、予想に反して、ここまで日本選手は苦戦していますね。
日本のマスコミの事前予想では、
メダル量産も?と言われていましたけど、
海外メディアの厳しめの予想(日本は荒川静香選手
加藤条治選手の2つのみ)が、
このままではほぼ的中しそうな勢いですなぁ‥

  • 女子モーグル、上村選手はメダルにあと一歩及ばず‥

女子モーグル上村愛子選手は、
惜しかったというか、まぁ全力を出し切ったけど、
メダルには届かなかったということでしょうか。
本番の競技自体にミスは無く、得意の荒業もしっかり決めたものの、
その荒業のお陰でスピードをロスしてしまい、
結果的に他国選手に及ばなかった、という感じでしたね。
上村選手は、3大会連続のオリンピックでしたけど、
そして前回までは里谷選手に表舞台を奪われており、
今度こそ主役に、という感じでしたけど、
頂点はなかなか遠いですねぇ‥
競技後の「お母さん特製の手作りの金メダル」が
ちょっと寂しいというか、なんとも言えないエピソードでしたね‥
長野五輪金・ソルトレーク銅メダルの里谷多英選手は15着、
まぁこちらは昨年の泥酔トラブルから立ち直れなかった、
という感じでしょうか(^^;)
その里谷選手にソルトレークであと一歩及ばず4着だった選手が、
今回優勝したそうですね、こちらは見事に雪辱を期したって感じですね。

  • 男子スケート500m・メダル期待の加藤選手でしたが‥

スピードスケート男子500mで期待の加藤条治選手でしたが、
前に走った選手の転倒によるコース整備で
集中力を削がれてしまったのか、
残念な結果に終わってしまいましたね‥
う〜む、スポーツでは実力だけではなく、
精神力も必要だということを実感させられた、という感じです。
精神力といえば、野球のイチロー選手やサッカーの中田英寿選手は
試合後も、勝ち負けに一喜一憂したり、その試合(打席)を
冷静に分析したりしていますよね。
こちらも前2大会でメダルを獲得していた清水宏保選手は大敗、
腰痛の影響で最近は不振でしたけど、上記の里谷選手共々、
世代交代の時期かな、という感じもしますね。

  • 女子スケート500m・岡崎朋美選手は、ベテランの底力を発揮

しかし、世代交代といえば、女子スピードスケート500mの
岡崎朋美選手は凄いですよねぇ‥(^^;)
メダル獲得こそはならなかったものの、
見事に4位入賞を果たしましたね。
まぁ4位だと、「あと一つ上ならメダル」という
悔しさもありそうですけど‥(^^;)
岡崎選手は34歳、一回り年下の大菅小百合選手あたりを
差し置いて、堂々の日本人最上位入賞を果たしていますね。
未だに言われる「朋ちゃんスマイル」はともかく(笑)、
ベテランの底力には恐れ入るばかりです。
でも、スタミナ系ならともかく、スピード系の競技は、
選手の全盛期はあまり長く無いような気もするんですけどね。
もっとも今回の女子スケート500mは、金メダル・銀メダルを
獲得した選手も三十代だったそうですが。

  • 原田選手はミスで失格!最後まで話題に事欠かず

一方でベテランの原田雅彦選手は、
ジャンプノーマルヒルで失格してしまいましたね。
「スキー板が規定よりも長すぎた」から、ということのようです。
まぁこういうポカミスを犯してしまうところも、
原田選手らしいといえばらしいのですが(^^;)
ただ、オリンピックに出たくても出られなかった選手も
沢山いた訳ですから、余りにも軽率な行為だったと思います。
もっとも、今回は最後の最後で出場を決めたことといい、
オリンピックで毎回話題に事欠かない原田選手は、
さすがは天然の役者やな〜って感じもしますね(^^;)

昨日の昼間にテレビをみていたところ、
フィギュアスケートペアのアメリカ代表の
井上怜奈選手の特集をやっていました。
昔は日本代表として五輪の舞台に立ったこともある井上選手ですが、
父親の癌発覚により、父親の意図もあって
「獅子の子を谷に突き落とす」感じで渡米することになります。
渡米して雑念を取り払ってスケートに打ち込む筈が、
今度は井上選手自身が癌に襲われたりもしてしまうのですが、
それを見事に克服し、今回のトリノ五輪アメリカ代表の座を掴んだ、
というちょっと感動的なストーリーって感じでしたね。
もっとも、父親の「(癌の)自分のそばにいてはダメだから、
アメリカに行け」という理屈は、
私には納得し難いものがありましたけど‥(^^;)