昨日の大河ドラマ「風林火山」 第19話「生か死か」

  • 由布姫のあつかいをどうするか‥?

引き続き、由布姫(柴本幸)の扱いに揺れる
回って感じでしたね。主人公の勘助(内野聖陽)は、
由布姫を晴信の側室に入れて、
その子を諏訪の後継ぎにする」という考えを持ち、
晴信の側室案に賛成します。
しかし、他の重臣や当の由布姫本人が反対しており
思うようにはいかないですね。
由布姫は重臣の一人・竜雷太(笑)さんから
自害を迫られたりもしており、
「生きるために」捕らわれた筈の由布姫にとっては、
文字通り「生きるための」決断を迫られそうな
流れになって来ていますね。

  • 禰々はここで死んでむしろ良かったのかも‥

しかし、「由布姫と晴信の子が諏訪の後継ぎ」
という流れで進んでいくのであれば、
晴信の妹(=諏訪頼重の妻)の禰々が
ここで亡くなったのはむしろ幸せだった、
という感じでしょうか。
由布姫の子が諏訪の後継ぎとなれば、
禰々の子・虎王丸は、諏訪の後継ぎからは
外されてしまうことになりますからね‥
その事実を知った禰々と由布姫との仲も
険悪なものになること間違いなさそうですし‥(^^;)

 昨日の大河ドラマ「風林火山」 第16話「運命の出会い」

  • 諏訪頼重は自害させられ、残党は城に立て籠もり‥

武田軍の諏訪攻めは終了して、
降伏した諏訪頼重は甲斐に送られますね。
もっともそんな頼重を武田家の当主・晴信は
許すつもりは無く、詰め腹を切らせます。
妹婿とはいえ容赦ないですな。とはいえこの処置は
妹の禰々を傷付けてしまうことになるのですが‥
大坂城の落城の際に、徳川家康
豊臣秀頼の妻で家康の孫娘・千姫
救出したエピソードを思い出しますな。
千姫の場合はその後は別の大名と再婚したり
(させられたり)したものの、天寿を全うしたようですけど。
そして当主・頼重の死を知った諏訪の残党は、
城に立て籠もり、最後の抵抗を試みます。
板垣信方と主人公・山本勘助内野聖陽)が向かいますね。

  • 「諏訪一族は皆殺し」と考えていた勘助に‥

将来の禍根を断つために、諏訪の一族を根絶やしにする、
という任務を負うことになっていた2人ですが、
城の中で勘助は、頼重の娘・由布姫(柴本幸)と
出会いますね。自害を進める側近の進言を退け、
生き延びようとする?由布姫の強さに
勘助は心打たれるものがあったようです。
この強さは、嘗ての恋人(妻?)のミツを
髣髴とさせるものがあったからでしょうか。
ただ、私としては、父・頼重が策略に嵌められて
殺された尋常ではない状況があるとはいえ、
少々気が強すぎてキツい印象のある由布姫には
あまりひかれないんですけどね‥(^^;)
まぁもともと個人的な好みとして、
癒し系タイプが好き、というのもあるのですが‥(笑)
ただ、勘助の心を捉えたお陰で、
当初「諏訪一族は生かしてはおかぬ」と
考えていた勘助は、由布姫を殺さずに生かしておく
決意をしたようですね‥

 昨日の大河ドラマ「風林火山」 第15話「諏訪攻め」

  • 武田軍は諏訪へ出陣、まもなく手中に収める‥?

諏訪氏の同族・高遠氏を仲間に引き込み、
武田軍は諏訪攻めを開始しますね。
ただ、諏訪の当主・頼重は晴信の妹婿でもあるため、
諏訪氏を殲滅するのではなく、
「妹・禰々とその子は助けたい」という晴信の思惑もあり、
一筋縄ではいかない攻めとなりましたね。
諏訪攻めでは、妹婿と戦おうとする武田氏を信じきれずに、
高遠氏が武田側の思った通りに動かなかったりして
苦労しますが、頼重を遂に追い詰めますね。

  • 勘助の策は必ずしもスムーズには進まず‥

主人公の山本勘助内野聖陽)はそんな状況下で、
勘助の理解者でもある板垣信方と共に
頼重の下に和睦を薦めに訪れますね。
追い詰められて意気消沈の頼重は
武田側の案に乗る気配を見せますが、
晴信が助けたいと思っているのは、あくまでも禰々と
その子供だけであり、頼重自体は入っていないんですよね‥(^^;)
そのことを実は由布姫(柴本幸)だけは
しっかりと見抜いていた‥そんな感じの展開でした。
軍師として武田家中で存在感を見せようとする
勘助ですが、高遠氏が思惑通りに動かなかったりして、
必ずしもズバリ的中、という訳にもいかなかったようですな。
ただ、お陰で諏訪を手中に収める事は出来そうなので、
(&晴信の妹と子供は結果的に救えそうなので)
まずは上々の首尾ではなかったかと思います。

 昨日の大河ドラマ「風林火山」 第14回 「孫子の旗」

  • 果たして晴信の本音は‥?

義弟・諏訪頼重の裏切りにより信濃の領地を奪われてしまった
武田家ですが、新当主・晴信は重臣たちの進言を退け、
すぐには出陣しないことになりましたね。
しかし、晴信があまり発言しないため、晴信の真意が
良く解らないですね。主人公・山本勘助内野聖陽)が
「出陣すべきでない」と進言したものを晴信が受け入れたのか、
それとも「出陣しない」というのが晴信自身の本音であり、
それを勘助が見抜いたものなのか、どちらなのでしょうか。
まぁ、勘助は晴信の信頼を得ているのは
どちらにしてもあてはまるため、引き続き重臣たちは
勘助を疎むんでしょうなぁ‥(^^;)
そして勘助は、頼重の同族でライバル的な存在の
高遠頼継の調略に向かいますね。
その高遠で、勘助は武田家内部の仲間割れを演じていますが、
これもあらかじめ決めておいた作戦なのでしょうな。
高遠といえば、高遠城址公園の「小彼岸桜」は有名ですよね。
名古屋ではもうすぐ桜もおしまいですけど、
内陸の高遠あたりはこれからでしょうね、
私はこの「小彼岸桜」、一度見に行きたいなと思っています。

  • 今後の主役の一人?・由布姫が初登場

場面変わってその諏訪では、
神事・「御神渡り」が行われていますね。
その中には諏訪の姫君・由布姫(柴本幸)の姿もありました。
先日読んだ、井上靖作のこの大河ドラマの原作本では、
由布姫は主人公の勘助にとって&ストーリー全般にわたって
大きな存在感を示していますが、さて実際のドラマのほうは
彼女をどうやって扱うのでしょうか‥?
まぁ、前回の晴信の正室・三条夫人が、
次男の病気に関連付けて勘助を疎んでいたエピソードなどは、
後に勘助が由布姫に肩入れする(=三条夫人の子・義信を退けて、
由布姫の子・後の武田勝頼を武田家の後継ぎにすることに
勘助が尽力する)事への伏線になっていたりするのでしょうけど。
それを考えれば、今後は由布姫の出番が多くなりそうですね。

 昨日の大河ドラマ「風林火山」 第13回 「招かれざる男」

  • 妬まれる勘助、足を負傷中のところに勝負を挑まれ‥

主人公・山本勘助内野聖陽)は遂に
武田家への仕官を果たしますが、
高禄で召抱えられたこともあって、
従来の武田家家臣からの恨みを買ってしまいますね。
その中の原美濃守から、勘助は勝負を挑まれます。
しかし足を故障している勘助にとっては、
真剣勝負は現状では不利に働きます。
そこで船上での勝負を挑み、策を持って原美濃守を退け、
兵は詭道なり」所詮はだまし合いであると看破しますね。
ここに勘助の知恵が、周りの武田家家臣に
ようやく認められることとなりましたね。
一方で勘助は、晴信の正妻・三条夫人から
「不吉な者」だと言いがかりをつけられてしまいますね。
もっとも晴信は、次男が病にかかって失明してしまったため、
三条夫人が取り乱しているだけだと
夫人の言うことを相手にしていませんでしたけど。

 昨日のドラマ「東京タワー」 最終回

  • オカンの死でしめやかに最終回

元気なオカンも不治の病のガンには勝てず、
遂に亡くなってしまいますね。
亡くなる直前は、さすがのオカン(倍賞美津子)も
抗癌剤の治療には音を上げていたりしていましたけど。
今回は最終回ですけど、ドラマの最終回は
時間延長とかするケースも多いのですが、
この「東京タワー」は延長も無く、
なんだか淡々と終わってしまいましたね‥(^^;)
まぁ話題作のドラマ化の割には&「月9」の割には
視聴率的にもう一つだったことも
影響しているのかな、なんて思ったりもしました。
まぁ主人公のオカンが亡くなり、
その葬式でエンディング、となると
盛り上がる展開にはならないのでしょうけど。

  • 主人公の雅也がマザコンに見えてしまい‥

ただ、さすがに最後は、オトンの存在感も
多少は目立ったかな、といった印象もありました。
まぁでも自分だったら、家にも寄りつかない
ばくち打ちの旦那なぞ選択しないでしょうけどね(笑)
ただ、そんな役柄に泉谷しげるさんは
まさにハマり役だったと思います‥(^^;)
あと、息子思いで世話焼きの優しいオカンでしたから
仕方の無いことかもしれませんけど、
息子の雅也(速水もこみち)が最後まで
ザコンに見えてしまいましたね‥(^^;)
特に序盤の大学生時代とか、自堕落でどうしようもないって
感じがしてしまい、思い入れも出来なかったですね。

  • 雅也とまなみの復縁は最後までならずに‥

そういえば、ヒロインのはずのまなみ(香椎由宇)との
復縁は最後まで成らなかったみたいですね。
オカンがまなみに指輪を託した、
というエピソードが中盤にあった事もあり、
それがきっかけで結ばれるのかな、と思っていましたけど。
ラストシーンで雅也は「オカンがいなくても
頑張って生きていく」という展開になっていましたね。
ストーリー的には、まなみと雅也が復縁して
一緒にオカンのことを思い出にしながら暮らしていく、
という感じのほうが良かったと思いますけど、
そこはこの「東京タワー」の原作本が、
作者リリー・フランキーさんの実話を
基にしているからなのでしょうね。
物語とは違って、実話は必ずしもハッピーエンドには
ならない、ということなのでしょうね。

 昨日の大河ドラマ「風林火山」 第11話「信虎追放」

  • 晴信は弟・信繁を説得し、武田家中をまとめることに成功

遂に武田晴信による、父・信虎の追放劇が実行されますね。
晴信は信虎が晴信廃嫡後の後継ぎ候補と考えていた、
弟・信繁を正面から説得し、信繁も納得します。
隣国の今川家のように家督を巡る争いが
当たり前であったこの時代であれば、
今回のような状況であれば兄・晴信に対して
公然と反旗を翻し、父信虎を擁して一戦を構える、
という流れが普通って感じですよね。
しかし信繁はこの後も兄・晴信を支え続け、
また晴信もそんな弟を「お家騒動の元になる」
として誅殺することがなかったのは
出来た兄弟だよな〜という感じです。
信繁を初めとした家臣団を全て説得し、
晴信曰く「無血クーデター」がここに完結しようとしていますね。

  • 家臣団に見捨てられた事を知った信虎、諦めて引き返す‥

さてそんな事はつゆ知らずに、
今川家と晴信を預ける相談を行い、
甲斐に戻ろうとした信虎ですが、
駿河・甲斐の国境の砦で部下の筈の武田軍に
自らの行く手を阻まれてしまいますね。
その砦には晴信をはじめ、信繁や板垣信方・甘利らの
信虎直近の家臣団の姿が現れます。信虎は信繁を始め、
家臣の名前を叫びますが誰も呼応しません。
信繁や子飼いの家臣団にも見捨てられた事を悟った信虎は
国境突破を諦めて、駿河へと引き返すことになりますね。
ここは晴信の心理戦が見事であったというところでしょうか。
晴信だけではなく、家臣団が登場したことにより
「もう自分の味方は誰もいない」と認識せざるを得ず、
味方がいなければ家督奪還も夢のまた夢ですからね‥
招かれた今川家の歌会で「戻る甲斐なし」とは
「晴信の事だ」と悦に入っていた信虎ですが、
「戻る甲斐が無い」のは実は自分の事だった訳ですな‥

  • 勘助の出番は終盤から‥

さて、ドラマの主人公・山本勘助内野聖陽)の出番は
今回は終盤のここからですね。勘助は失意の信虎を
駿河に連れ戻す命を今川家から受けていました。
しかし、信虎に対して恨み骨髄の勘助が道中に発する殺気を
武人の信虎が認識して、斬り合いが始まりますね。
勘助にとっては幸か不幸か、信虎を討つことは
適いませんでしたけど‥